戦国自衛隊1549 標準装備版 (初回限定生産)
出演:
角川エンタテインメント
発売日 2005-12-22
オススメ度:★★
???角川春樹が1979年に製作した半村良原作「戦国自衛隊」(斎藤光正監督)に、福井晴敏が新たに構築したストーリーを映像化。21世紀の自衛隊がタイムスリップして460年前の戦国時代に来てしまうというオリジナル版の設定はそのままだが、自衛隊サイドが戦略的にタイムスリップ(本来の意味では、この場合“スリップ”とは言わないが)し、織田信長にとって代わった的場1佐(鹿賀丈史)の謀略に対抗するあたりの戦略性が目新しいところ。
???とは言うものの、演出そのものは凡調で、設定とストーリーを観客に分からせるよう描くのに息切れ気味。そうした欠点を補って余りあるのが、尾上克郎特撮監督率いる特撮班の充実した仕事ぶりだ。クライマックスで炎上大破する天母城は、ミニチュア、CG、オープンセットといった映像が見事にコンポジットした絶景な崩壊ぶり。手塚昌明監督は、特撮映像を盛り立てることの出来る監督として、今後も活躍を期待したい。(斉藤守彦)
内容紹介
<ストーリー>
陸上自衛隊で秘密裏に行われた実験中に、暴走事故が発生。的場一佐(鹿賀丈史)率いる精鋭部隊が、460年前の戦国時代にタイムスリップしてしまった。かつての仲間だった鹿島勇祐(江口洋介)は、時空の彼方に消えた仲間たちと日本を救うため、神崎怜2尉(鈴木京香)とともに2度目のタイムスリップを敢行する。制限時間は74時間26分。
日本初・特殊迷彩アマレイケース入り
本編ディスク:DTS版ではありません/日本語字幕付き
特典ディスク:約90分
1:アナザーストーリー:消えたジャーナリストの謎
2:バーチャルゲーム:主観映像で楽しむ『戦国自衛隊1549』
3:メイキング:戦国自衛隊2004〜御殿場60日間戦争〜
4:ドキュメント:ヒルズ占拠!? 0519完成披露任務遂行作戦
5:クイズ:戦国時代歴史背景クイズ154Q
6:VFXメイキング:マルチアングルで楽しむVFX
7:キャストインタビュー:証言 「戦国自衛隊1549」
8:特報、予告編、TVスポット
※特典内容、仕様は変更になる場合がございます。
※限定品につき、数に限りがございますので、ご注文はお早めに。
本作が優等生的な作品であるとすれば、旧作はまぎれもなく不良性感度の高い作品 2006-10-11
本作はテーマ性を持って、自衛官の心情や戦国の人々の私情などがよく描かれていてラストも(ハリウッドのように)きれいに終わっていましたが、逆にまとまりすぎたかな?というのが正直なところです。
旧作と比べると本作は形をきれいにまとまった円を描いたような作品のイメージがあり、その点、旧作は形はどうであれ、最大限にとんがっていたイメージがあります。
つまり、本作は物語をきれいにまとまった観がありますが、逆に旧作の方が本作よりも最大限にはじけていたと思います。
理由をあげれば、ひとつは俳優陣によるものが大きいでしょう。本作は陸上自衛隊前面協力の下、本物の戦車やヘリを起用して迫力のあるシーンがとられていましたが、逆に俳優陣が霞んでしまったように思われました。また協力するにあたっての制約面(前作のような自衛官の暴走や陵辱シーンの禁止や自衛官同士の殺し合いのシーンのNGなど、また演習場以外での車両撮影の禁止など)もあったようで、表現にも苦労された面もあると聞き、それに比べ、旧作では自衛隊の協力が得られない分、戦車やヘリをいちからつくり、個性的な俳優陣が車両に負けじと画面せましと迫真を持って演じ、また、アイデアを駆使して徹底的にエンターテイメントにこだわった作り手の思いや勢いが観ているこちら側にも充分伝わっていました。
もうひとつの理由は主役の差が大きいかなと思います。本作の主役である江口洋介氏は日常のドラマを演じるには違和感なく演じられる役者さんですが、今回のような非日常的な物語の場合、アイテム(戦車やヘリなど)やアクションなどに押されて江口さんの存在がひきたってこないように思いました。逆に旧作の主役である千葉真一氏はこのようなテーマの物語では、他の何よりもものすごく存在感が発揮される役者さんだと思いました。
本作が優等生的な作品であるとすれば、旧作はまぎれもなく不良性感度の高い作品であり、物語のテーマ性やストーリーは本作の方がきれいにまとまっていましたが、勢いやパワーという面では旧作の方があったように思います。
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